UEFAチャンピオンズリーグ チェルシー 対 オリンピアコス (その2)
- 2008/03/07(金) 10:07:19
いよいよ試合開始である。

この日のフォーメーションは次のとおり。
Drogba Kalou J Cole Lampard Ballack Makelele A Cole Ferreira Terry Carvalho Cudicini
クディチーニ以外はいつものメンバーである。
後で知った話であるが,ツェフは練習中に怪我をしてしまったらしい。
大したことなければいいのだが…。
あと,グラント監督は,ドログバとアネルカの併用は取りあえず諦めたようである。ほっ。
対するオリンピアコスも4-3-3,
センターフォワードのコバチェビッチには要注意。
チェルシーは,オリンピアコスには2週間前の1stレグは引き分けているので,
この日も苦戦するのでは,と予想していた。
しかし,この予想は開始後間もなく,いい意味で裏切られることになる。
前半5分,A.コールからスローインのボールをもらったランパードが,
ペナルティエリア内にクロスを上げると,これがバラックにどんぴしゃ。
これをバラックが得意の頭でたたき込んでいきなり先制

ただ,この時点ではまだ,オリンピアコスに1点取られたら,
アウェイゴールにより敗退してしまうのだが,
早くもチェルシーには余裕のムードが漂う。
きっとチェルシーの選手達は既に分かっていたのだろう,
相手との圧倒的な実力差を。
その後もチェルシーはチャンスを作り続け,
前半25分,相手がクリアしたボールを,
マケレレが頭で相手ペナルティエリア内に押し戻し,
そこに走り込んだバラックがシュート
これは相手GKニキポリディスに阻まれるが,
こぼれたところを詰めていたランパードが押し込み2点目

オリンピアコスは,ディフェンス陣がスペースを作ってしまい,
そこをチェルシーに突かれ続けていたので,
2点目は時間の問題だったのかもしれない。
これで,2点取られない限り大丈夫ということで,
すっかり余裕になったチェルシーは,
マケレレを中心に無理なくボールを回し,
スペースの空いたところが見つかったらそこを攻めるといういつもの展開。

チェルシーはオリンピアコスにもボールを持たせるが,
オリンピアコス攻撃陣は,
チェルシーDF陣+マケレレの前に全くチャンスを作り出すことができず,
前半はシュート0本,コーナー0本。
完全にチェルシーの術中にはまった形となった。

そして,後半開始。

後半開始早々の48分,
コーナーキックのボールをドログバが頭で後ろに送り,
混戦の中,カルーが決めて3点目
これで完全に勝負あり。

上の写真は少し見にくいが,ペナルティエリア内の奧から2番目の選手(ドログバ)が,
コーナーキックのボールを頭で後ろに送っているところ。
この直後,手前から2番目の選手(カルー)が足で押し込む。

こうなると,チェルシーサポーターもすっかり余裕で,
「パナシナイコス!」と,オリンピアコスのアテネのライバルの名前を連呼して,
オリンピアコスサポーターを挑発していた。
オリンピアコスのDF陣は,後半は位置が高くなり,
そのせいでドログバやJ.コールに裏を取られることも何度かあったものの,
全体的に前半よりも良くなっていたように思えた。
まあ,チェルシーがあまり本気で点を取りにこなかっただけなのかもしれないが。
一方,オリンピアコス攻撃陣は,相変わらず,
チェルシーDF陣+マケレレの前になかなかチャンスを作れず。
FWコバチェビッチにボールが行かないのでどうしようもない。
それでも,83分,84分にシュートまで行くチャンスがあったが,
83分のシュートはクロスバーを叩き,
84分のシュートはクディチーニの好セーブに阻まれ,得点ならず。

結局,チェルシーの横綱相撲で3-0(agg:3-0)の完勝。
全く危なげなく,準々決勝に駒を進めた。

チェルシーとオリンピアコスとの実力差は歴然としており,
一体1stレグは何だったんだという感じ。
ところで,ピッチの上では全くさえなかったオリンピアコスだったが,
サポーターはやはりすごかった
人数的には圧倒的に少ない(たぶん約4000人)にもかかわらず,
声の大きさではチェルシーサポーターを圧倒していた。
しかも,完敗にもかかわらず,試合終了後もほとんど誰も帰らず,
選手達にエールを送っていた。
こういうサポーターに応援されている選手は幸せである。
敵ながら,来シーズンもヨーロッパで活躍して欲しいと思った。

結果だけを見れば,一方的にも見えるが,
見どころはあったし,何よりもチャンピオンズリーグのあの雰囲気は最高で,
来て良かったと思った。チャンスがあればまた観に来たいものである。
バラックとランパードの併用が可能だということが分かったのも収穫だった。
バラックいらないかも,とちょっと思っていた自分が恥ずかしいです。
今シーズン終わっても出て行かないでください。
これで,マンU,アーセナルに続いて,チェルシーも勝ち上がり,
おそらく11日にリヴァプールが勝ち上がると思われるので,
そうすると,CLベスト8にイングランドのチームが4チーム
代表はさっぱりだが,クラブチームは(外国人のおかげなのか)絶好調である。
果たしてイングランド勢の躍進はどこまで続くのか。
私としては,チェルシーに今年こそファイナルに進出してもらいたい
[おまけ]

フランスかスペインの放送局"CANAL+"です。
試合後のレポートのようです。
UEFAチャンピオンズリーグ チェルシー 対 オリンピアコス (その1)
- 2008/03/07(金) 08:42:10
5/3/08
UEFA Champions League
First knockout round 2nd leg (Stamford Bridge)
Chelsea 3-0 Olympiacos (agg:3-0)

ついに
悲願のUEFAチャンピオンズリーグ観戦
3月5日のCLノックアウトステージ2ndレグ,
チェルシー対オリンピアコスを観に行ってきた。
ロンドンに着くと,早くも赤いユニフォームを着て,
分からない言葉をしゃべる集団(オリンピアコスサポーター)を発見。
この人たちはギリシャから来たのだろうか,
まあ,ギリシャは遠いと言っても,日本と比べたら大したことないしなあ,
しかもEUやし,とか,くだらないことを考えながら,
地下鉄に乗ったら,気のせいか,赤が目立つ…。
しかもギリシャ語で(たぶん)何か歌い始めてるし…。
しかし,Stamford Bridge最寄りのFulham Broadway駅で降りて,
それが気のせいではなかったことが分かるのである。
地下鉄を降りた瞬間,大音響のオリンピアコスの(たぶん)チャント
声のする方を見てみると,大量の赤い集団が

チェルシーサポーターはほとんどおらず,
数少ないチェルシーサポーターも珍しがって,写真や動画を撮っていた。
まあ,ここで怒らないところが都会っ子ということなのだろうか。
リヴァプールとかでこんなことしてたらただでは済まなさそうやし。

そんなこんなで,歌い続けるオリンピアコスサポーターに囲まれながら,
ホームサポーターなのになぜか小さくなって,スタジアムまで歩いていった。
そして,スタジアム到着。

スタジアムにはチャンピオンズリーグの旗が掲げられていたりして,
いつもと雰囲気が違った。
何よりも違うのが,チームスポンサーのadidas,Samsung Mobileなどの広告が,
徹底的に隠されていたこと。
チャンピオンズリーグでは,「クリーンスタジアム」といって,
スタジアムの内外のUEFA管理エリアでは,チャンピオンズリーグのスポンサー
(Heineken, SONY, MasterCard, vodafone, PlayStation, Ford)
以外の広告の掲出が一切禁止されるのである。
そして,元の広告をチャンピオンズリーグのマークで隠したりするのが,
また独特の趣を醸し出しているのである。

ちょっと早めに来たので,メガストア(オフィシャルショップ)をのぞいてみる。
そこで,なんだかすっと耳に入ってくる言葉が聞こえてくるなあ,
と思ったら,日本人発見!
おお
と思ったのも束の間,
チェルシーのレプリカユニフォームを指して,
「敵だから」
にらみをきかしたら,向こうも私が日本人であることに気付いたらしく,
そそくさと去っていった。
そんなことをしているうちに,時間になったので,スタジアムの中に入る。
そして,自分の席を探すと,なんと,
テレビカメラのすぐ近く

アングルもテレビとほとんど同じという,絶好のポジション

スタジアムの中も,ピッチにはチャンピオンズリーグのマークがあったり,
広告がチャンピオンズリーグのスポンサーのものだったり,
「クリーンスタジアム」のおかげもあって,いつもと全く違う雰囲気。
「ああ,テレビで観ていたあのチャンピオンズリーグの雰囲気だ。」
と,感慨深い思い…。
…それにしても,オリンピアコスサポーターは多い,
そして,すごい熱気

そうこうしているうちに,いよいよ選手入場。

そして,あのおなじみ「チャンピオンズリーグ賛歌」が流れる

いよいよ試合開始,ボルテージは最高潮です
(続く)
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