UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝 チェルシー 対 フェネルバフチェ
- 2008/04/10(木) 08:20:26
2/4/08
UEFA Champions League
Quarter-final 2nd leg (Stamford Bridge)
Chelsea 2-0 Fenerbahce (agg:3-2)
Drogba Kalou J Cole Lampard Ballack Makelele A Cole Essien Terry Carvalho Cudicini
Chelsea: Cudicini (Hilario 25), Essien, Carvalho, Terry, Ashley Cole, Ballack, Makelele, Lampard, Joe Cole (Malouda 85), Drogba, Kalou (Belletti 58).
Subs Not Used: Shevchenko, Obi, Alex, Anelka.
Booked: Essien, Carvalho.
Goals: Ballack 4, Lampard 87.
Fenerbahce: Demirel, Gonul, Lugano, Edu Dracena, Wederson (Bilgin 89), Maldonado (Kezman 60), Aurelio, Kazim-Richards, Deivid, Alex, Senturk (Boral 75).
Subs Not Used: Kulbilge, Cakmak, Turaci, Sahin.
1週間前の1stレグで1-2の敗北を喫し,追いつめられたチェルシー。
しかし,スタジアム周辺にも,そして観客席にも,なぜかそれほど追いつめられた感じはなかった。
どうでもいいけど,サマータイムのおかげで,7時過ぎにスタジアムに着いてもまだ明るい。
前回のオリンピアコス戦の時(4月5日)は7時には真っ暗だった。

この日の相手フェネルバフチェはトルコ・イスタンブールのチーム。
イギリスにはトルコ人がたくさん住んでおり,
現に,スタジアム最寄りのFulham Broadway駅を出たすぐのところに
ケバブ(トルコのファーストフード)屋があったりもするので,
今日はまたトルコ人サポーターで盛り上がるのかな,と思っていた。
確かに,スタジアム内のフェネルバフチェサポーターはまとまって大声を出していたが,
オリンピアコスサポーターのように,駅やスタジアムの外でも堂々とレプリカを見せて歌う,
といったことはなく,比較的上品だった。
考えてみれば,あのアーセナルサポもスタジアムの外では静かだったわけで,
やはりあのアテネのチームがちょっと例外的だったのだろうか。

スタジアムに入ると,観客席のあちこちに旗が刺さっている。
どうやらクラブからのプレゼントらしい。
オリンピアコス戦のときは,観客がほとんど全員旗を持っていて,
ものすごい良い雰囲気だったので,あれは一体みんな買ってるのかな,と思ったが,
チャンピオンズリーグのときには配られるらしい。
1本の原価自体はそれほどではないが,これだけの数になると,
観客席に設置する人件費も含めて,結構なコストだろう。太っ腹である。
ていうか,チケット代(48ポンド=約9600円)をもっと下げて欲しいのだが…。



ゲームの方はといえば,チェルシーはいつもの4-3-3。
右SBがエシエンなのを除いていつもの布陣。
グラント監督は最近エシエンを右SBに置くことが多いが,どういう意図だろうか?
守備重視?それならフェレイラがいるのに…。
対するフェネルバフチェは4-2-3-1。
ワントップは予想されたケジュマンでもカジムでもなくセントゥルク。
特にケジュマンはベンチスタート。
選手紹介で,元チェルシーのケジュマンのときにはチェルシーサポーターからから拍手が。
ウィリアム・ガラスのときにはブーイングだったのに,
拍手とブーイングとの基準はどうなっているのか?

チェルシーはキックオフ直後の4分,
ランパードの右からのFKをバラックが頭で合わせてあっさり先制。

最近早い時間にあっさり先制という展開が多いような気がする。
1stレグで負けていたのでとりあえず点を取らなければならなかったわけだが,
この時点でagg.2-2,
このまま行けばアウェイゴール数(1-0)でチェルシーの勝利なので,だいぶ楽に。
もっとも,1点取られてしまえば,再びagg.2-3で負けてしまうわけで,
特にこの攻撃的なフェネルバフチェというチームを考えれば,まだまだ安心するのは早すぎる。
案の定,チェルシーはフェネルバフチェに押し込まれ始める。
そして,何とクディチーニが負傷で,25分に交代というアクシデント。

イラーリオは突然の出場でアップが十分でなかったのか,
ピッチに入ってからも急いでアップを続けていた。

そんな中でドログバが倒れて,一瞬ドキッとしたが,
どうやらイラーリオのための時間稼ぎ戦術だった模様。ありがとう,ドログバ。
押されたままで前半終了。
後半に入っても,チェルシーは押され続け,守り続けてたまにカウンターで攻撃,
というしんどい展開。
そして,後半58分,この日いまいち調子が出なかったカルーを下げてベレッチ投入。

ベレッチは右SBに入り,J.コールが左MF,エシエンが右MFに入る4-1-4-1で守りを分厚くする。
それに対応したかのように,
フェネルバフチェは60分,
守備的MFマルドナードを下げてFWケジュマン投入で4-4-2とさらに攻撃的に。
残り時間は30分,守り続けるのはつらそうだが…。
特に,チェルシーは最近セットプレーからの失点が多いので,
セットプレーになると冷や冷やものである。
この時点でチェルシーはセットプレーの時には全員が戻ってきていたのだが,
ファーストボールはテリー,カルヴァーリョをはじめとする分厚いディフェンスにはじかれるものの,
こぼれたセカンドボールがなぜかフリーの相手選手のところに行って,
ピンチを迎えることも多く,危ない場面も何度かあった。

それでも何とかしのぎ続けたチェルシーは85分にJ.コールを下げてマルーダ投入。
一緒に観ていたK氏が,試合開始前,
マルーダがチェルシーに来て今いちフィットしていないことについて,
マルーダはウィングよりももうちょっと下で使ったほうが生きるのではないか,
と言っていたが,この日のマルーダの位置(左MF)はまさにその位置。
何かやってくれるのでは,と期待したら,そのとおり,マルーダが左を切り裂き始める。
そうこうしているうちに,カウンターがはまり,
エシエンが右から入れたグラウンダーのクロスを詰めていたランパードが押し込み,
87分に待望の2点目!


これでagg.3-2となり,勝利がぐっと近づいたが,
まだフェネルバフチェが1点取ると,agg.3-3で延長戦に入るわけで,油断できず。
結局,残り時間も何とかしのいで2-0の勝利,agg.3-2で,2年連続で準決勝に進出!

相手は去年と同じリヴァプール。リヴァプールとはこの4年間で3回目の対戦。
過去は2回とも苦杯をなめているが,今度こそ。
クディチーニはハムストリングを痛めているらしく,今後が心配である。
前日にはツェフが手術をしたというニュースが飛び込んできて,
今チェルシーはGKがイラーリオ一人しかいない状態。
イラーリオ自体はこの日も急きょ出場にもかかわらず何度か好セーブを見せて,
チェルシーのGKは3人ともレベルが高いというところを見せてくれたのだが,
彼一人しかいないというのはちょっと怖すぎる。
年末にも同じようなシチュエーションになって,
リザーブから17歳(当時)のリズ・テイラーを呼んできたのだが,
今回もそういうことになるのだろうか。
今年のチェルシーはキーパー受難の年である。
チェルシーの次のゲームは来週月曜日のホームのウィガン戦。
ようやく少し休みがとれるし,次は比較的楽な相手なので,
ゆっくり休養して残りの激戦に備えてもらいたいもんである。
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