グラント解任
- 2008/05/26(月) 07:24:09
ここまで来たのはモウリーニョの遺産と対戦相手運が大きい,
というのを首脳陣は理解していないのではないかと,
少し危惧していたのですが,
さすがにそこはきちんと分かっていたみたいで安心。
首脳陣としては,モウリーニョ辞任時から,
グラントはあくまで「つなぎ」だという認識だったのだろう。
そもそも,シーズン当初に彼を連れてきたのも,
モウリーニョをいつでも解任できるようにするための布石,
つまり,モウリーニョ解任時にうまく次シーズンへ「つなげる」ために連れてきたのでは,
という気がしてならない。
あまり個性の強い有名監督だと下手したらチームが完全崩壊するかもしれないので,
あまり色のない人物で取りあえずシーズンの残りはモウリーニョ路線で,
と思っていたのではないか。
シーズン中は全体の(サポーターも含めた)志気にも関わるので,間違っても
「今シーズン限り」という話は外に出せないだろうし,
テリーもキャプテンとして「グラント支持」を打ち出さざるを得なかったのだろう。
この成績(プレミア,リーグ杯,CLで準優勝)で解任はひどいんでは,
という声もあるようだが,
4冠でも達成しない限り,解任は避けられなかったと思われる。
崩壊しかけていたチームを何とかここまで持ってこられたのは評価したいし,
まさに「つなぎ」としての仕事は果たしたとも言えるが,
やはり特にビジョンがありそうにも見えないので,
モウリーニョの遺産がなくなる来シーズン以降も任せられていたら,
大変なことになっていただろう。
良い人なのかもしれないけれど,勝てなければ意味がない。
まあ,凡庸な監督だったのだろう。
もちろん,モウリーニョが帰ってくればそれに越したことはないが,
あそこでモウリーニョを切ったのは,
チェルシーがモウリーニョ路線(とにかく勝つこと重視)との決別をした,
つまり「魅せて勝つ」路線を目指したということを意味するので,
帰ってくることはないだろう。
誰でも良いけど,次は良い監督が来ますように。
Blue is the colour
- 2008/05/22(木) 08:43:52
21/5/08
UEFA Champions League Final (Luzhniki Stadium)
Manchester United 1-1 Chelsea
Manchester United win (6-5) on penalties
Drogba Malouda J Cole Lampard Ballack Makelele A Cole Essien Terry Carvalho Cech
Man Utd: Van der Sar, Brown (Anderson 120), Ferdinand, Vidic, Evra, Hargreaves, Scholes (Giggs 87), Carrick, Ronaldo, Tevez, Rooney (Nani 101).
Subs Not Used: Kuszczak, O'Shea, Fletcher, Silvestre.
Booked: Scholes, Ferdinand, Vidic, Tevez.
Goals: Ronaldo 26.
Chelsea: Cech, Essien, Carvalho, Terry, Ashley Cole, Ballack, Makelele (Belletti 120), Lampard, Joe Cole (Anelka 99), Drogba, Malouda (Kalou 92).
Subs Not Used: Cudicini, Shevchenko, Obi, Alex.
Sent Off: Drogba (116).
Booked: Makelele, Carvalho, Ballack, Essien.
Goals: Lampard 45.
Man Utd win 6-5 on penalties
何という残酷な結末。
誰もテリーを責める人はいないだろう。
完全な互角と言っていいゲームだった。
予想に反してロナウドが左のウイング。
中継していたITVも,初めはロナウドを右サイドと表示していたし,
チェルシーの右SBにエシエンを選択したチェルシーコーチ陣も,
意表を突かれているのでは,と少し危惧した。
そのエシエン,案の定,最初はロナウドに対応しきれず,
先制点を献上してしまうが,その後は素晴らしかった。
守っては,きちんとロナウドに対応し始めたし,
攻めては,貴重な同点ゴールを演出するロングシュートを放ったり,
本来の職場の中盤で縦横無尽に駆けめぐったり,
やはり彼はモウリーニョの言うとおり「代えの効かない選手」なのだと思った。
シュートのこぼれ球に詰めて同点ゴールを決めたランパード,
ミドルからシュートをどんどん放つバラック,
献身的にスペースを消していくマケレレ,
ハーグリーブスに仕事をさせないAコール,
鉄壁のCBテリー,リッキー,
そしてオレンジの守護神ツェフ,
みんな素晴らしかった。
FWの3人はマンUのこちらも鉄壁のDF陣になかなか良い仕事をさせてもらえなかったが,
それでもドログバの惜しいシュートなどもあったし,
頑張っていたといえるのではないだろうか。
勝たせてあげたかった…。
ドログバの軽率なレッドカード?
主審,3年前の因縁再び?
監督力の違い?
いや,ただただ運が少しなかっただけだろう。
チェルシーはここまで来るのに急ぎすぎた。
真のビッグクラブになるにはまだ少し早かったのかもしれない。
とにかく,テリーよ,元気を出せ。
君はチェルシーのプライドだ。
また8月にスタンフォード・ブリッジで会おう。
そして,来年こそ,Big Earをローマの空に掲げるのだ!
明日はCLファイナル
- 2008/05/21(水) 05:56:52
いよいよ,明日(21日)午後7時45分(BST),CL決勝が行われる。
チェルシーは初のCL決勝進出,
そして,悲願のBig Earまであと1勝,というわけだが,
これまでも何度も書いているとおり,
非常に複雑な気分である。
もちろん,テリーやランパードにBig Earを掲げてもらいたい
(特にランパードはこれでチェルシー最後のゲームになるかもしれないし)
というのはあるのだが,
どうしても,あの監督がBig Earに値する監督とは思えないからである。
まず,これはカーリング杯,FA杯にも言えたことだが,
とにかくくじ運が良すぎる。
グループリーグの相手はヴァレンシア,シャルケ,ローゼンボリで,
ノックアウトステージに入ってからも,
マンUがリオン,ローマ,バルセロナと,強豪と当たっていたのに対し,
チェルシーはオリンピアコス,フェネルバフチェ,リヴァプール。
まあ,準決勝で鬼門リヴァプール戦を突破したのは素晴らしいといえば素晴らしいが,
これも1stレグの終了直前のリーセのオウンゴールなど,幸運が味方した面もあろう。
そもそも,あれだけの戦力を有しているわけなので,
それなりにまとまればそれなりの戦いをするはずである。
にもかかわらず,これまで一つもタイトルを取れていないというのは,
やはり監督力によるものではないかと思わずにいられない。
明日勝ったとしても,私はあの監督を支持することは決してないであろう。
予測された結末…か
- 2008/05/12(月) 04:18:40
11/5/08
Barclays Premier League (Stamford Bridge)
Chelsea 1-1 Bolton Wanderers
Drogba J Cole Malouda Lampard Ballack Makelele A Cole Essien Terry Alex Cech
Chelsea: Cech, Essien, Alex, Terry (Belletti 14), Ashley Cole, Ballack, Makelele (Shevchenko 46), Lampard, Joe Cole (Obi 78), Drogba, Malouda.
Subs Not Used: Cudicini, Kalou.
Booked: Drogba.
Goals: Shevchenko 62.
Bolton: Al Habsi, Steinsson, Andrew O'Brien, Cahill, Samuel, Davies, Joey O'Brien, McCann, Nolan, Taylor, Diouf (Giannakopoulos 69).
Subs Not Used: Walker, Jaaskelainen, Meite, Cohen.
Booked: Joey O'Brien, McCann, Davies.
Goals: Taylor 90.
チェルシーが勝っても,
マンUがウィガン相手に引き分け以下でない限り優勝できないという最終戦。
チェルシーは完全に引いて引き分け狙いのボルトン相手に,
序盤から猛攻を仕掛ける。
キャプテンのテリーが14分に負傷退場して,
右SBエシエンがテリーのポジション(CB)に入り,
ベレッチが右SBに入るが,その後もチェルシーの猛攻は続く。
そんな中,ウィガンからマンU先制のニュースが。
落胆するスタンフォード・ブリッジのサポーター。
とにかく,点を入れなければ始まらないのに,
まるで日本の夏のような湿度のある暑さのせいか,
ボルトンの堅い最終ラインのせいか,
効果的なクロスすらほとんど上げることができないまま,前半終了。
後半,チェルシーは,ウィガンがほとんど攻めてこないと判断したのか,
マケレレを下げてシェフチェンコを入れてFWの頭数を増やし,
4-2-4にも見える4-4-2に。
すると,そのシェフチェンコが62分,待望の先制ゴール!
結局チェルシーにはフィットしなかったけれど,
彼のゴール後の,ジャンプしながら拳を振り上げるパフォーマンスは好きです。
おそらくACミランに帰ってしまうんだろうけど,是非古巣で活躍してもらいたいもんである。
これでチェルシーは攻める必要がなくなったし,
だからといってボルトンにも効果的な攻め手があるわけでもなく,
ゲームはだらだらと進む。
そんな中,80分,マンUがプレミアの行方を決定づける2点目を入れたとのニュースが。
静まりかえるスタンフォード・ブリッジ。
サポーターはともかく,
グラントからさっきまでの闘志あふれる姿勢がなくなり,
肩を落としてしまっていた。
そうすると,そんな監督の姿勢が伝染したのか,
後半終了直前のロスタイム,失点してしまい。
結局1-1のドロー。
マンUが2年連続のプレミアリーグ制覇となった。
まあ,モウリーニョ解任という非常事態を経ながら2位というのは,
素晴らしいと言えば素晴らしいが,
やはり監督は替えなければと確信した。
何も,優勝が遠のいたからと言って,
試合中に急に肩を落としてテンションを下げることはないだろう。
しかもその後実際に失点して勝ちを逃しているし。
優勝が遠のいても,最後まで勝ちに行く闘志を見せて欲しかった。
なんやかんや言って3つタイトルを逃しており,
残るはチャンピオンズリーグのみ。
ただ,仮にBig Earを取ったとしても,
私はあの監督を支持することはないだろう。
決着は最終戦へ…
- 2008/05/06(火) 02:47:13
5/5/08
Barclays Premier League (St James' Park)
Newcastle 0-2 Chelsea
Drogba Malouda Anelka Ballack Essien Mikel Bridge Ferreira Terry Carvalho Cech
Newcastle: Harper, Beye, Taylor, Faye, Jose Enrique (N'Zogbia 77), Geremi (Duff 71), Butt, Barton, Viduka (Smith 46), Owen, Martins.
Subs Not Used: Forster, Cacapa.
Booked: Faye, Jose Enrique.
Chelsea: Cech, Ferreira, Terry, Carvalho (Alex 79), Bridge, Essien, Obi, Ballack, Anelka (Lampard 66), Drogba (Shevchenko 86), Malouda.
Subs Not Used: Cudicini, Joe Cole.
Booked: Terry, Malouda.
Goals: Ballack 61, Malouda 82.
バンクホリデー(祝日)のチェルシーは,
2001年以来勝っていない苦手のSt James' Parkでニューカッスル戦。
土曜日にマンUがウエストハムに勝っているので,
チェルシーは勝たなければ最終戦まで可能性をつなぐことが難しくなる。
チェルシーは,水曜日のCLリヴァプール戦でキレがなかったJコール,マケレレをはじめ,
大きくメンバーを入れ替えてきた。
特に,驚きは今シーズン2度目のスタメン右ウイングでのアネルカの起用。
前回はカーリング杯決勝トットナム戦で,
見事に機能しなかった記憶があるので,ちょっといやな感じ。
そのいやな予感が当たったのか,
前半はニューカッスルペース。
固く守っているニューカッスル守備陣の扉をこじ開けられず,
逆にカウンターで何度かピンチを招く状況。
アネルカは真ん中に絞ったときの方がチャンスを演出していたので,
やはり右ウイング起用は少し厳しいのではないか…と感じていた。
すると,そんな思いが通じたのか,
後半からはドログバ,アネルカを2トップにした4-4-2に。
さらに,良い動きをしていたニューカッスルのFWヴィドゥーカが下がったこともあるのか,
後半開始早々,チェルシーが猛攻を仕掛ける。
後半開始から約10分のチェルシーのポゼッション率はなんと約80パーセント!
これは点を取るのも時間の問題だと思っていたら,
61分,ドログバのフリーキックをフリーのバラックが見事に頭で合わせて先制!
ドログバのクロスの勢いを殺さず,
ゴールに向けてボールの方向だけを修正する,
技ありのバックヘッドだった。
ニューカッスルはここから反撃に出て,
チェルシーもアネルカに替えてランパードで4-5-1という,
グラントお得意の謎采配も飛び出すが,
ニューカッスルにはもはや前半の勢いはなく,
完全にチェルシーの勝ちパターン。
71分に元チェルシーのジェレミに替わって入ったやっぱり元チェルシーのダフが,
一人気を吐いていたが,やはりどうにもならず,
逆にチェルシーは82分,マルーダが開幕戦以来の2点目を決めて勝負あり。
これで,プレミアリーグのタイトルの行方は,
来週日曜日の最終戦までもつれ込むことになった。
首位マンU,2位チェルシーとも,
勝ち点84で並んでいるが,得失点差が圧倒的にあるため,
チェルシーが優勝するためには次節でマンUよりも良い結果を出す必要がある。
つまり,マンUが負ければ引き分け以上,
引き分ければ勝利が必要となる。
マンUが勝てばその時点でマンUが優勝である。
最終戦のカードは,
マンUがアウェイでウィガン,
チェルシーがホームでボルトンとなっている。
チェルシーはまず勝つだろうが,
マンUが勝ち点を落とすというのもちょっと考えにくいな…。
まあ,とにかく,最後まで全力を尽くすことが大事。

